夏に気になるカサカサ・ぶつぶつ
お肌の露出が多くなるこの季節、こんなトラブルでお困りの方はいらっしゃいませんか?
実は全て皮膚科で治療出来る症状なんです♪
◆しつこい背中ニキビ
水着や背中の大きくあいたデザインのお洋服を着るとどうしても気になるのがる背中ニキビ。当院では、ご自身でも塗りやすいローションタイプのお薬をご用意しています。赤ニキビや黄ニキビには抗生物質の内服も効果的です。
◆二の腕の赤いぶつぶつ
せっかく腕痩せや脱毛を頑張ったのに、赤いぶつぶつがちっとも良くならない・・・なんてお悩みはありませんか。これは毛孔性苔癬という良性の疾患で、塗り薬によるケアできれいにすることができます。お肌のトラブルには乾燥が大敵なので、保湿剤を併用することも。
◆かかとのがさがさ・ざらざら
サンダルを履くとき、かかとがガサガサだとがっかりしてしまいますよね。ヌーディ―なストッキングを履きたくてもひび割れやガサガサが恥ずかしい、すぐにかかとから伝線してしまう!という方には角質を柔らかくするお薬が効果的です。裸足になっても怖くないつるつるかかとを手に入れましょう。
◆水虫・水虫のそっくりさん
ペディキュアやトウリングを楽しみたいのに、足の指に小さな水疱や皮むけが・・・という症状にお心当たりはありませんか。水虫だと思ってお薬を塗っているのに治らないという方は、汗疱という疾患かもしれません。どちらも治療方法が異なりますので、まずは皮膚科で医師の診断を受けましょう。
◆乾燥でカサカサのお疲れ肌
紫外線がお肌の大敵なのはよく知られていますが、エアコンや扇風機の風も水分を奪ってお肌を乾燥させる大敵です。くすんで艶のないカサカサ肌は老け込んで見えるので、保湿剤を携帯するとともに毎日のスキンケアで乾燥に負けないお肌を育てましょう。
2015/08/06
夏のピアスは膿みやすい?!
夏のピアスデビューは冬と比べて化膿しやすい・・・なんて思っていらっしゃる方が多いようですが、実はきちんと消毒して清潔に保っていれば季節は関係ありません♪ 重要なのは、正しい手順でホールを作成し、しっかりお手入れしているかどうかです。
毎年夏休み頃になると
・市販のピアッサーを使用したら貫通せずに途中で止まってしまった
・安全ピンで開けたホールが膿んでしまった
・気になって触っている内に赤く腫れてしまった
・ファーストピアスの素材が合わず金属かぶれを起こしてしまった
などピアスデビューにまつわるお悩みや失敗談をよく耳にします。早めにご来院いただければ塗り薬や飲み薬で症状が治まることもあるのですが、ピアスを外さなくてはいけない状態になっていると、患部が治るのに合わせてせっかく作成したホールも塞がってしまうことがあります。また細菌感染を起こすと痒みや痛みが出る場合もありますので、ピアスホールは医療機関での作成をお勧めします。
当院ではホールの作成前に必ずお手入れに関する注意事項をお話して、ホールの位置もご相談しながら納得していただけるポイントに決めていきます。ご自宅でお手入れしていただく際の消毒液をお付けする他、本体もアレルギーが起きにくいとされているステンレスタイプ(シルバーカラー)と、ステンレスの上から24金をコーティングしたタイプ(ゴールドカラー)の土台2色に、パールや誕生石をイメージしたカラーストーンなど、全30種類をご用意しておりますので、お好きなデザインをお選びください*.:。
※毎週水曜日と日曜日は機器メンテナンスの為ピアッシングをお休みしています。恐れ入りますが、別の曜日にご来院くださいますようお願い申し上げます。
2015/08/06
ニキビの種類・治療薬いろいろ
ニキビはその進行度によって白→(黒)→赤→黄と患部の色を変化させます。医療機関を受診するタイミングは赤ニキビ・黄ニキビの状態になってからが多いと言われますが、実は医療機関では白ニキビの状態から治療を行っています。お肌の手触りがプツっとしたら、すぐに皮膚科をご受診ください。
1.白ニキビ(面皰)
様々な原因から毛穴が閉塞して皮脂が溜まった状態です。見た目は赤みのない小さな盛り上がりで触るとプツプツしています。この状態を自分で潰してしまうと、毛穴が開いて雑菌が入りやすくなったり、取りきれずに残ってしまった芯からニキビが再発します。
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2.黒ニキビ(面皰)
毛穴に溜まってしまった皮脂が表皮のところまで達し、空気に触れることで酸化して黒くなった状態です。毛穴が開いた黒い小さな盛り上がりになっていて、皮膚科では毛穴のつまりを取り除く塗り薬やビタミン剤の処方を中心に、面皰圧出処置などニキビの芯を取り除く治療も行います。
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3.赤ニキビ(炎症性皮疹)
酸化した皮脂が毛穴を塞ぐことで皮脂の排出がしにくくなり、アクネ菌が増殖した状態です。アクネ菌が皮脂を分解する際には、角質層の代謝を過剰に促進させる作用を持つ遊離脂肪酸という物質が生成される為、皮脂の詰まった毛穴が角質層で塞がれ、内部で炎症が起こって患部が赤くなります。皮膚科では殺菌・抗炎症作用のある塗り薬やビタミン剤・抗生剤の処方を中心とした治療を行います。
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4.黄ニキビ(膿胞性ざ瘡)
塞がれた毛穴の内部で症状が悪化し膿を持った状態です。化膿した患部が黄色くなり、触ると痛みを伴うこともあります。皮膚科では症状に合った薬を使い分けながら赤ニキビと同様の方針で治療を行ったり、面皰圧出処置などニキビの芯を取り除く治療も行います。
◆代表的な治療薬◆
・アダパレン(ディフェリン)→毛穴のつまりを取り除き、面皰から膿胞までの治療に効果を発揮します。
・イオウ・カンフルローション→殺菌・消炎作用があり、角質除去に効果的です。
・過酸化ベンゾイル(ベピオ)→耐性菌への対策に有用で、アクネ菌を殺菌し毛穴のつまりを改善します。
・クリンダマイシン(ダラシン)→殺菌・抗炎症作用があり、細菌の増殖を抑えます。
・ナジフロキサシン(アクアチム)→細菌の増殖を阻止し、患部に殺菌的に作用します。
2015/07/14ニキビはどうしてできるの?
皮膚の常在菌であるアクネ菌やブドウ菌は皮脂を好みます。その為、何らかの原因で皮脂が毛穴に詰まるつと、ニキビの原因であるアクネ菌がどんどん増殖してしまうのです。皮脂が詰まる原因は様々ですが、大きく分けると以下の3つが挙げられます。
1.皮膚の汚れ
化粧品や日焼け止め・シャンプー・リンス・ボディケア用品などの洗い残しが原因
→しっかり洗浄し、汚れを残さないことで解決できます。洗い過ぎると今度は皮脂の過剰分泌が起こってしまいますので、適度な洗顔を心掛けましょう。
2.皮膚のターンオーバーが乱れる
ストレスや寝不足・疲労・ホルモンバランスの乱れなどが原因
→生活習慣を整えて原因を取り除くほか、ピーリングによる正常化を目指すことが出来ます。当院でもピーリング作用のある石鹸を取り扱っております。
3.皮脂の過剰分泌
元々の肌質や環境・ストレスのほか、お肌の洗い過ぎや保湿ケア不足も原因
→最近は冷暖房による乾燥も目立つので、一年を通しお肌の潤いを保つケアが欠かせません。まずは日頃から自分の肌質にあったスキンケアを行うことが大切です。
患者さまの中には、学校やお仕事などの状況で生活環境を見直すことが難しかったり、ニキビそのものがストレスになって症状がループしてしまうケースも見受けられます。また、思春期や月経周期によるホルモンバランスの乱れなど、いくら気を付けていても自分の力ではなかなか改善できない要因があることも事実です。ニキビでお困りの方は、ひとりで悩まず皮膚科へご相談ください。
2015/05/29ニキビ治療が変わります!
4月から欧米などで広く使用されている新しいニキビ治療薬が保険適用となりました。耐性菌の懸念がない過酸化ベンゾイルという成分を含有している為、海外では以前から治療ガイドラインで推奨されてきたお薬です。
保険適用薬としてこれまで国内で処方されていたニキビ治療薬とは異なる作用を持っている為、ニキビの状態に合ったお薬を使い分けることで、より最適な治療が可能になると期待されています。また、これまでのお薬があまり合わなかったという方にも新しい選択肢が増えるというのは嬉しいお知らせですね。
ニキビで皮膚科はちょっと大袈裟…というイメージをお持ちの方の中には
○つい自分でつぶしてしまう ←患部が化膿したり、毛穴が広がってしまいます!
○とりあえず市販薬を塗っている←現在の症状とお薬がマッチしていないかも!
○人が貰った薬を分けてもらっている←自分のニキビにも合うとは限りません!
○以前処方された薬を使っている←お薬にも使用期限があります!
などの誤った自己治療で症状を悪化させたり、毛穴の開き・ニキビ跡といった更なるお悩みを抱えてしまうケースもあります。ニキビを見つけたらまずは皮膚科へご相談ください。
2015/05/10
まだまだ続く花粉症シーズン
花粉症の80%あまりを占めると言われるスギ花粉がピークを迎え、4月にはヒノキ花粉のピークもやってきます。今年は花粉の表年だっだこともあり、当院にもはじめて花粉症にかかったという患者さまが多くご来院されました。
花粉症といえば春のイメージが強いですが、植物によって原因となる花粉の飛散時期は異なり、その数は50種類以上とも言われます。また、花粉症の方の約半数はハウスダストに対してもアレルギー症状を引き起こすというデータもあり、年中予防のマスクが手放せないという方もいらっしゃるほど。
辛い症状を抑え、防護メガネやマスクで過ごす時期を最小限に留めるには、何に対するアレルギーを持っているのかきちんと調べたうえで対策を立てることが重要です。今年花粉症デビューした方や、しばらくアレルギー検査を受けていないという方には、この機会に採血検査をお勧めします。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
2015/03/26花粉症と風邪の見分け方
いよいよ花粉シーズンが到来しました。日本人の4人に1人は花粉症と言われ、これまで何ともなかった方が突然発症するケースも珍しくありません。はじめて発症した際には風邪と間違えて対策に遅れが出たり、症状を悪化させてしまうケースもありますが、症状にあった対策を取ればシーズン中の辛さを軽減することができます。
「花粉症なんて有り得ない!」「毎年長引く風邪をひいているだけ」と思っている方も、花粉症と風邪の見分け方をもう一度おさらいしておきましょう。
鼻水
花粉症の鼻水は透明でさらさら、かんでもかんでも出てきます。風邪の場合は日を追うごとに黄色っぽくネバネバしてきます。
鼻づまり
いくらかんでもかめないほど詰まっていたり、両方の穴が詰まることも珍しくありません。風邪と異なり、一時的に改善した鼻の通りもすぐ元に戻ってしまいます。
くしゃみ
花粉症では立て続けに何度も出ますが、風邪でのそうした出方は少ないです。また花粉症のくしゃみは花粉が飛散しなくなる時期まで続きます。
その他
花粉症でもごく稀に咳の症状が出ますが、殆どはかゆみや不快感といった喉の違和感程度で終わります。また目の痒みや充血・止まらない涙といった症状は花粉症特有のもので、風邪では見られません。
少しでも思い当たる症状のある方はお早めにご相談ください。
2015/02/26
スギ花粉の対策はいますぐに!
花粉症の初期療法
毎年花粉症に悩まされ、原因も特定できているという方には、花粉の飛散前から治療をはじめる初期療法がお勧めです。症状を完全になくすことは難しいですが、症状が出る前に内服を開始することで
アレルギーへの過敏反応を抑制する
症状が出るのを遅らせる・軽くする
結果的にシーズンを通して内服する薬の量を減らせる
などの効果が期待できます。ただし、症状が落ち着いたからといって内服を中止してしまうと、薬の効果で抑制されていたアレルギー反応が出てきてしまいますので、シーズン中は医師の指示に従って治療を継続することが大切です。2~3週間前からの内服が効果的と言われていますので、原因となる花粉の飛散情報をチェックして、事前に医療機関を受診しましょう。
2015/01/14
花粉症検査はお済みですか?
間もなく春の花粉症シーズンがスタートします。関東では昨春の2~3倍花粉が飛散するとも言われておりますので、早めの対策で辛い症状を最小限に抑えましょう。花粉症には原因の特定と飛散時期に合わせた対策が有効です。こんなご症状でお悩みの方には採血によるアレルギー検査(花粉症検査)をお勧めします。
くしゃみや鼻水が止まらない
目や喉がかゆい
微熱や頭痛がある etc…
採血結果は1週間程度でわかります。もし花粉症と診断されてしまったら、原因となる花粉の飛散前に初期療法を開始して症状を和らげましょう。アレルギー検査では、花粉の他に食物や動植物・ハウスダストなどを組み合わせて最大13項目までお調べすることが可能です。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
2015/01/14