帯状疱疹後神経痛とは

以前こちらで帯状疱疹についてご説明いたしましたが、今回は帯状疱疹に続いて起こる可能性のある“帯状疱疹後神経痛”についてご説明いたします。

 

●主な症状と治療

通常、帯状疱疹の皮膚症状が治ると痛みも消えますが、その後もピリピリするような痛みが持続することがあります。これを“帯状疱疹後神経痛”といい、急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことによって起こります。

 

・皮膚症状が重症

・夜も眠れない程強い痛みがある

・高齢者(60歳以上)

 

上記のような方には特に残る可能性が高いと言われており、場合によってはペインクリニック等での痛みに対する専門的な治療が必要となります。治療としては鎮痛剤や抗うつ薬などにより、痛みをできるだけ軽くするための内容が行われています。痛みの種類や程度は人それぞれ違うので、自分にあった治療を先生とよく相談しながらすすめ、自身の持っている本来の治療力を高めることが大切になってきます。

 

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2018/01/26

帯状疱疹について

身体の左右どちらか一方にピリピリと刺すような痛みを感じ、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる症状は、帯状疱疹の可能性があります。今回はこの帯状疱疹について詳しくご説明いたします。

 

●主な原因

帯状疱疹は身体の中に潜んでいたヘルペスウィルスの一種、“水痘・ヘルペスウィルス”によって起こるもので、水ぼうそうに感染したことのある人なら誰でもかかる可能性があります。また、今まで水ぼうそうにかかったことがなく、初めて“水痘・ヘルペスウィルス”に感染した時は、帯状疱疹ではなく水ぼうそうとして発症します。一度水ぼうそうに感染すると、症状が治まった後もウィルスは体内の神経節に潜み加齢やストレス、過労等が引き金となり再び活動を始めます。そして神経を伝って皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。

 

●主な症状と治療

神経に沿って帯状にやや成り上がった赤い斑点が現れる

水ぶくれができる(軽度の発熱やリンパ節の腫れがみられることもあります)

水ぶくれが破れてただれた状態となり、かさぶたへと変わります

 

帯状疱疹に対する治療は、主に抗ヘルペスウィルス薬を中心に行われます。ウィルスの増殖を抑えることにより急性期の皮膚症状や痛み等を和らげ、治るまでの期間を短縮します。また、必要に応じて消炎鎮痛薬等や神経の痛みに対する“神経ブロック”という治療が行われることもあります。

 

抗ヘルペスウィルス薬は効果が現れるまでに2日程度かかるため、発症早期に服用を開始するほど治療効果が期待できます。(もしかして帯状疱疹にかかってしまったかも・・・)と思ったら早めにご来院ください。

 

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2018/01/19

トレチノインクリームについて

当院では自費診療にてトレチノインクリームによるニキビやニキビ跡、シミ、色素沈着、小ジワといった様々な肌トラブルに対する治療を行っております。今回はこのトレチノインについてご紹介いたします。

 

・トレチノインの働き

トレチノインはビタミンAの一種で、「しみ」や「しわ」などのお肌のトラブルを改善する働きがあります。紫外線等の作用により過剰に作られたメラニンが角質に溜まると「しみ」になりますが、トレチノインはターンオーバーを促進し、この角質にたまったメラニンの排出を促します。また、お肌の奥の真皮にあるコラーゲン等が減ってしまうことでお肌の弾力が失われると「しわ」ができやすくなりますが、トレチノインにはコラーゲン等を作る細胞を元気にし、お肌の弾力を高める効果もあります。

 

・お肌のターンオーバーは約4週間

しなやかで強い角質のバリアを作るために、表皮は常に新陳代謝を繰り返しています。表皮細胞が誕生し、垢となって剥がれるまでの標準的なターンオーバーのサイクルは約4週間程度といわれております。当院ではトレチノインクリームをご使用の際、医師が診察し患者様のお肌の状態に合わせてお使いいただきます。

 

 

トレチノインは食物から摂取するビタミンAよりもはるかに効果的に働くことが知られております。気になる方は是非一度ご相談にいらしてください(*^-^*)

 

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この度当院でお取り扱いしているトレチノインクリームがリニューアルいたしましたので、こちらも合わせてお読みください♪

2018/01/17

バリア機能と保湿の関係

空気が乾燥している冬は肌のカサつきやつっぱり、かゆみを感じる方も多いのではないでしょうか。
肌が乾燥してしまうのは、バリア機能が関係しています。

◇バリア機能とは?
人間の身体を覆っている皮膚は、角質・表皮・皮脂膜という層で構成されています。紫外や乾燥雑菌などの外部刺激から守ってくれたり、肌の水分が必要以上に蒸散するのを防ぐ役割を担い、肌の健やかな状態を守るのがバリア機能です。

◇バリア機能の低下
このバリア機能は、主に肌のうるおいが保たれている状態で機能します。冬は特に外気が乾燥しやすく肌の水分が減ってしまうため、バリア機能がダメージを受け、機能が低下しやすくなっています。バリア機能が正常に働いていないと、皮膚の表面が乾燥し、外部からの刺激に敏感になり、細菌が侵入しやすい状態となってしまいます。そのため、肌トラブルを引き起こしたり、ターンオーバーの乱れによるくすみやシミ・シワなどの老化現象を引き起こしたりします。

◇バリア機能を守るためには?
バリア機能の低下を防ぐには、十分な保湿により「乾燥」「外部の刺激」から肌を守ることが大切です。肌には、本来最初から存在している保湿成分があります。この保湿成分が損なわれていない状態が理想的な状態です。保湿成分が不足していないように補ってあげること、それが「保湿」です。

当院では、”体の乾燥”でご来院される方も多くいらっしゃいます。その方の年齢や肌の状態に合った保湿剤の処方を行っておりますので、肌のかさつきやかゆみを感じていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、まずはご来院してみてはいかがでしょうか。

乾燥肌

2018/01/12

トレチノインクリームがリニューアルいたしました!

以前から当院にてお取り扱いしているトレチノインクリームですが、この度患者様の要望にお応えし、リニューアルいたしました。

●変更した点

容量が5g→3g4週間使い切りサイズになり、価格も0.1%¥4,200円(税込)→¥2,520円(税込)0.2%¥5,400円(税込)→¥3,240円(税込)となりました。

・今まで、ちょっと試すのには手の届きにくい価格でしたが初めての使用で少しだけ試したいという方にもお求めやすい価格に。

・お肌のターンオーバーは4週間なので、使い切りサイズにすることでお薬がなくなる頃と再診のタイミングが合わせられるようになりました。

・濃度を変更したい場合の廃棄ロスを極力回避できるようにしました。

 

その他、疑問点等ございましたらスタッフまでお問い合わせください(*^_^*)

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2018/01/09

お肌の主治医として、あらゆる世代の方が健やかな素肌を保ち・取り戻すお手伝いを。

お肌のトラブルから美容のお悩みまで、いつでもお気軽にご相談ください。

 さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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