花粉症の人は食物アレルギーも起こしやすい?!
シラカンバ、ハンノキなどカバノキ科の植物に対する花粉症をお持ちの方は、さくらんぼや桃・リンゴ・柿・キウイなどの果物を生の状態で食べた時や、豆乳を飲んだ時に口腔内が痒くなったり腫れたりするアレルギーを起こす可能性があることをご存知でしょうか。これは、果物や大豆に含まれるアレルゲンタンパクがカバノキ科の花粉のタンパク質と似ている為です。ジュースや調理した状態の果物、納豆など加工度が高い状態の大豆では症状が出にくいと言われていますが、その時々の体調や個人差もあり油断は禁物です。カバノキの花粉飛散はスギと同時期の為、どちらの花粉症かわからない方や上記の症状にお心当たりのある方には原因を特定する為の採血によるアレルギー検査をお勧めしています。口腔内の粘膜が腫れると最悪の場合呼吸困難に陥ってしまうこともありますので、症状が出てしまった時は早めに医療機関へご相談ください。
2017/03/31