虫刺されについて
この時期、虫刺されは多くの方が経験する日常的な肌トラブルのひとつです。ちょっとした虫刺され等の場合は市販の虫刺されの薬を塗ることで炎症を抑えることが出来ますが、5~6日しても症状が改善されないような時や、跡を出来るだけ残したくない場合は皮膚科の受診をおすすめします。
●シミや、とびひになってしまう可能性も
虫に刺された箇所を搔きむしると皮膚が刺激されて、シミをつくる元となるメラニンが発生しやすくなります。年齢を重ねるごとにお肌のターンオーバーのサイクルはゆっくりになり、どうしても色素沈着が起こりやすいので虫刺され後のケアがより大切になってきます。また、痒みを抑えきれず掻きむしってしまうことが多い小さなお子さんは、他の部位に広がってしまう可能性が高くなります。
●虫刺されの治療薬
刺された虫の種類にもよりますが、赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬、症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬で治療する場合が多いです。また、皮膚の再生を促すヘパリン類似物質は出来てしまった虫刺され跡の治療に有効です。
虫刺されくらいで皮膚科を受診するのは・・・と思う方も中にはいらっしゃると思いますが、この時期は特に、虫刺されの症状でご来院される方は多いです。気になる症状でお悩みの方はひどくなってしまう前に一度ご来院ください。
2017/07/20