爪水虫の治療について
◇どんな病気?
一般的に爪水虫と呼ばれている「爪白癬」は、“白癬菌”という真菌が原因となる感染症です。白癬菌は感染する部位によって病名が変わります。爪白癬は、自覚症状がほとんどありません。手足などに感染した白癬菌が爪まで広がってしまい、症状が進行してから爪水虫であることに気づくケースも少なくありません。
◇爪水虫に感染すると?
痛みやかゆみなどの自覚症状がほとんどないため、見落としがちですが、爪水虫に感染すると以下の症状があてはまります。
・爪が厚く、にごっている
・爪の一部がくさび状に白色・黄色に変色している
・爪の表面が白色に変化し、ざらざらしている
◇爪水虫は治るの?
完治するには爪が生え変わるまでの時間がかかり、年齢や個人差があります。新しい爪が生え変わるまで、根気強く治療を続けることが必要です。
◇どんな薬で治療するの?
爪水虫の治療には白癬菌などの真菌を死滅させる薬である抗真菌薬が使用されます。この薬には、外用薬と内服薬があります。
◇爪水虫になってしまったら?(日常で気をつけること)
・足は指の間まで丁寧に洗い、しっかり乾かす
・靴や靴下は通気性の良いものを選ぶ
・スリッパや使用済みのタオルやバスマットは家族と共用しない
・爪を無理に切ったり、削ったりしない
爪水虫の検査は即日で結果が分かります。
症状にあてはまる方は、一度ご来院されてみてはいかがでしょうか?
2018/02/09