金属アレルギーについて
金属アレルギーについて
「もしかして、自分は○○アレルギーなのかな?」と感じたことはありますか?
湿疹の一つである「接触性皮膚炎」は、何らかの外的刺激が肌に接触することで、接触した部分にかぶれとも呼ばれる赤いぶつぶつがでたり、水疱などを生じてしまう疾患です。
接触性皮膚炎は、「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」に分類することができます。原因物質自体が持つ刺激や毒性によってかぶれる、誰にでも起こり得る「刺激性皮膚炎」に対して、「アレルギー性皮膚炎」はなんらかの原因物質に触れることで湿疹が現れます。
アレルギー性皮膚炎の原因は人それぞれで、洗剤などの化学製品や毛虫、おむつなど身の回りの全てのものが原因となり得る可能性があります。「金属アレルギー」とは、なんらかの金属によって「アレルギー性皮膚炎」を引き起こしてしまうことをいいます。
これらの接触性皮膚炎の防ぐためには、何が原因であるのか見極めることが症状を未然に防ぐことにもつながります。
当院では金属アレルギーに対してのパッチテストを行っています。
■パッチテストとは
試薬のついたシールを貼付して48時間後・72時間後の肌の状態を診る検査で、シャンプーや化粧品・ヘアダイなどに使われる香料や松脂、ゴム、金属などに対するアレルギーを調べることが出来ます。決められた日にちに通院していただく必要があり、貼付部位を濡らしたり汗をかいたりしないよう守っていただく注意事項がいくつかあります。また検査結果に影響が出てしまう場合がある為、汗をかき易い時期や6月~9月は検査をお休みしています。
■検査の流れ
【初回】
パッチテストをご希望の方は受付にてお申し出ください。医師の問診後に
検査の流れをご説明し、検査日の予約をお取りします。
【1日目】(基本的に火曜を1日目スタートとします。)
予約の日時にご来院ください。医師が貼付部位の状態を確認し、試薬のついたパッチを貼付します。貼付後のシャワー・入浴・運動は禁止です。
【2日目】
来院の必要はありませんが、引き続きシャワー・入浴・運動は禁止です。
【3日目】
予約の日時にお越しください。別室にてパッチをはがし、30~60分後の状態を医師が診察します。シャワー・入浴・運動が解禁になります。
【4日目】
検査結果をご説明します。医師の指示がなければ通院は終了です。(必要な場合は更に4日後=貼付から1週間後の予約をお取りします)
気になる方や症状にお心当たりのある方は、まずはご相談だけでもされてみてはいかがでしょうか。
2018/05/21