お子さまの体を正しく洗えていますか?
最近少しずつ暖かくなってきましたが、まだまだ乾燥している季節が続いています。
当院ではこの時期も毎年体の乾燥により、来院される患者様が多くいらっしゃいます。
□タオルでゴシゴシこすっている
□石鹸を泡立てず、直接洗っている
□石鹸で体をしっかり洗わない
□さっと石鹸を流して終わりにしてしまう
みなさまはこのような体の洗い方をしていませんか。
入浴すると皮脂などが洗い流され、皮膚が乾燥しやすくなります。
体の洗い方を見直し、正しく保湿剤を使用するだけで、お子さまの皮膚トラブルを避けられるかもしれません。
〇タオルでゴシゴシこすっている
スポンジや目の粗いタオルなどでゴシゴシ洗うと、皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。アトピー性皮膚炎などの疾患がある場合は出来るだけ素手で、爪を立てずに指の腹を使って洗いましょう。素手で洗うことで適度な力で洗うことができます。
〇石鹸を使わない、または石鹸を泡立てず直接洗う
お湯で洗うだけでは、皮膚の雑菌や汚れが十分に落ちません。
泡立てネットなどを使用し、石鹸を泡立てて洗うことにより、十分な洗浄効果が得られます。
〇石鹸を軽く流して終わりにしてしまう。
皮膚に石鹸の洗い残しがあると皮膚トラブルの原因にもつながります。
石鹸の洗い残しがないようにぬるめのお湯でしっかりとすすぎましょう。
お子さまの長風呂には注意が必要です。乾燥が気になる場合には、入浴後に保湿剤を使用することをおすすめいたします。
保湿剤は皮膚から水分が逃げないように“ふた”をする役割をもっており、出来れば、入浴後5分以内に、皮膚が水分を吸収しているうちに塗るのが効果的です。