花粉皮膚炎
まぶたや首の皮膚が赤くなっていませんか?
これからのシーズンに多い肌トラブルと言えば「花粉皮膚炎」です。
症状
・目の周りや首などの露出部に赤みや痒みがある
・メイクののりが悪い
・肌がガサガサゴワゴワしている
・洗顔をした時に、洗顔料や水がしみる
・痒くて掻かずにはいられない
・肌が乾燥して粉がふく
花粉が皮膚に接触することによって顔や首、特に眼瞼周囲に発疹や痒みがでます。
原因
肌のバリア機能低下により、花粉が皮膚に侵入するのを防げなくなることが原因です。乾燥した状態の肌は、表面のきめの乱れや角層のめくれあがりなどが起こり、外からの刺激を受けやすくなっている状態のため、花粉皮膚炎を引き起こしやすくなります。また、女性はメイクやクレンジングなどでバリア機能が低下し男性よりも症状が現れやすいです。
アトピー性皮膚炎を抱える方では、皮膚のバリア機能が低下しており、その部位に花粉が触れることで症状が悪化しやすい傾向があります。
治療
かゆみや皮膚の炎症を抑えるために、抗ヒスタミン薬の内服やステロイド軟膏、タクロリムス軟膏の外用などが使用されます。皮膚の状態を良好に保ち、かゆみの増悪を防ぐために皮膚はできるだけ掻かないように心がけることも重要です。
*予防対策*
・眼鏡やマスクなどを使用し、外出時に花粉を肌に直接触れさせない
・花粉の飛散が多い日には外出を控えるようにする
・こまめに掃除をする
・帰宅したら早めにシャワーを浴びる
・朝晩の保湿を必ず行う
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2020/03/11