花粉症②
今回は花粉症治療についてご説明いたします
✿治療
初期療法
花粉が飛び始める前、または症状が軽いうちに治療を始めることを初期療法といいます。花粉が飛散してから治療を始めるよりも、症状が軽くなったり発症を遅らせることができます。
当院では保険内で受けられるアレルギー検査を実施しています。当日採血し、1週間程で結果が出ますので、結果を聞きにいらしていただく流れとなっています。
・毎年決まった時期に鼻のムズムズやくしゃみなど、先に記載した症状が少しでもでる
・昨シーズン、アレルギー症状に悩まされた
・最後のアレルギー検査から数年経っている
・「花粉症かもしれない」と感じることがある
…などの方は一度受診し、症状に適したアレルギー検査をしてみると原因を絞れる可能性があります。
花粉にも様々な種類があり、季節によっても花粉量は変化します。どのシーズンに症状が現れるかは個人差があるため気になる方はアレルギー検査をおすすめします。
花粉カレンダー
(出典:アレグラHPより)
対症療法
内服薬:抗アレルギー薬を内服し症状を抑えます。副作用で眠気や、他剤と併用可能なのか等生活スタイルに合わせて継続しやすいお薬を医師と選択します。
点鼻薬:鼻スプレーともいい「鼻アレルギー診療ガイドライン2016年版(改定第8版)」で新たに花粉症の初期療法に用いられる薬のひとつにもなりました。1日1回の噴射で良いものや、小児にも使用可能なお薬があるためご相談ください。
点眼:目の痒み、充血、涙がでる方には抗アレルギー点眼薬又はステロイド点眼薬で治療することもあります。
次回は花粉症のセルフケアについてご説明いたします。
2020/04/07