帯状疱疹の患者さまが増えています
帯状疱疹は水疱瘡と同じウイルスが原因となって生じるもので、初めは身体の左右どちらかに刺すような痛みが生じ、そこに出来た赤い発疹が帯状の小さな水ぶくれとなることに病名が由来しています。
帯状疱疹は高齢者の方がかかる疾患と思われがちですが、子どもの頃水疱瘡にかかったことのある方なら誰にでも起こりうる可能性があり、日本では6~7人に1人がかかると推定されています。水疱瘡のウイルスは完治したあとも神経節と呼ばれる神経細胞が集まった部分に潜伏している為、過労やストレス・怪我・病気・加齢などさまざまな要因で身体の免疫力が低下すると復活し、帯状疱疹を発症します。季節の変わり目に発症することが多いとも言われており、寒さが厳しくなって当院を受診する患者さまも増えています。
無理をしたり適切な治療を受けずに放置すると重症化する恐れもありますので、ピリピリとした痛みや見慣れない発疹などの異常を認めたら、出来るだけ早く皮膚科におかかりください。
2014/11/25