あせも②
今回は前回に引き続きあせもについてご説明します★
〇予防〇
汗をかいたら早めにタオルで拭きましょう。シルクやコットンなどの天然素材のものがおすすめです。
また、ぬるめのお湯でシャワー浴をして肌を清潔に保ちましょう。衣類は通気性・吸湿性のいい素材のものを身につけましょう。
室温は夏であれば26〜27度程度に保ち、エアコンの風は直接当たらないように向きを調整しましょう。
〇おまけの話〇
その1.「汗かぶれ」と「汗疹」の違い
「汗かぶれ」は汗が刺激となってかいてしまい、炎症を起こした状態の疾患です。あせもと似た症状ですが本来の
「あせも」とは異なる疾患です。汗かぶれも汗疹と同様に予防をすることが大事です。かゆみやかぶれが気になる
ようであれば一度ご受診していただき、症状に合わせてステロイド外用剤などで治療していきます。
その2.アトピー性皮膚炎と汗疹
アトピー性皮膚炎も汗疹も湿疹・かゆみといった症状がでます。アトピー性皮膚炎の方で症状が出ている時は
皮膚のバリア機能が弱っているため、汗はもちろん、ひっかいたり、こすったり、肌への刺激や石鹸、化粧品、
紫外線などによっても悪化する場合があります。バリア機能が低下すると、「体の防護壁」に穴が開いた状態
になり、細菌など外敵の侵入を許してしまいます。つまりアトピー性皮膚炎をお持ちの方は汗疹や汗かぶれと
いった肌トラブルになりやすい状態です。季節を問わず保湿を意識し皮膚の清潔を保つことが大切です。
紹介した症状に当てはまったり気になることがあればご受診をおすすめします♪
2020/07/07