帯状疱疹知っていますか?①
こんにちは。コロナウイルスの影響で自粛をしたり感染対策をしたり・・・皆様お疲れではないでしょうか?
当院では帯状疱疹の患者様が増えています。
帯状疱疹とは、体の左右どちらか一方に、ピリピリとした刺すような痛みや赤い小さな水ぶくれが帯状(おびじょう)に出来る病気のことです。
帯状疱疹の原因は水痘・帯状疱疹ウイルスです。
はじめてこのウイルスに感染したときは水ぼうそう(水痘)として子供の時に発症します。
水ぼうそう(水痘)が治ったあともこのウイルスは体の神経の中に潜んでおり、これを潜伏感染といいます。
加齢やストレス・疲労などがきっかけで免疫力が低下した際に、神経内に潜んでいたウイルスがふたたび活動を始め、神経の枝を伝って皮膚に到達したとき帯状疱疹として発症します。
帯状疱疹は体の左右のどちらかに発症し、好発部位は胸から背中にかけて多く見られます。
また、顔面や目の周囲も発症しやすい部位です。
50~70歳代に多く発症する病気ですが、過労などがきっかけで若い人にも発症することがあります。
また、通常は生涯に一度しか発症しないといわれていますが、免疫が著しく低下し、再発することもあります。
帯状疱疹は早期発見、治療が大切な病気です。
次回は帯状疱疹の治療について説明していきます。
2021/05/10