水虫について①
最近、暑い日も多くなってきました☀ 当院では足の皮むけなどの症状で来院される患者さんが増えています。
水虫は、白癬菌という真菌(カビ)が感染することで起こります。水虫は感染する場所で名前が変わり足にできるものを足白癬、爪にできるものを爪白癬といいます。
その他にも頭などにできる場合もあります。顕微鏡で検査を行い、白癬菌が見つかった場合は治療が必要となります。今回は、患者さんによくみられる足と爪の水虫についてお伝えします。
<足白癬の種類・症状>
趾間型白癬:足の指の間にできます。皮がむける場合も多いです。
小水疱型:足の裏や縁によくみられます。小さな水ぶくれが特徴的です。
角質増殖型:皮膚が厚くなり、ひび割れることもあります。
趾間型と小水疱型は痒みも伴う場合も多いです。 白癬菌が皮膚の一番外側の角層(死んだ細胞の集まり)にいる間は症状がほとんどありませんが、角層の下まで進んでいくと生きた細胞と接触し菌を排除するための免疫反応が生じるため、痒みや水ぶくれなどの症状がでるようになります。
<爪白癬の症状>
足白癬を治療せずにいると足から爪にうつってしまうことが多いです。
足の爪が白色または黄白色に混濁、厚くなりくさび状に変形したり、爪がもろくなって剥がれやすい状態になります。痛みや痒みは伴わないことが多く、放置されやすいです。
次回は水虫の治療法についてお伝えします。
2021/06/14