皮脂欠乏性湿疹について
前回は乾燥対策にお使い頂ける高保湿乳液についてご案内させて頂きました。
是非お試しくださいね♪
今回は乾燥が進行することで発症する『皮脂欠乏性湿疹』についてお話します。
☆症状☆
・乾燥肌に炎症が加わって湿疹が生じた状態です。
・肘や脚、脇腹や背中などに症状が出やすく強い痒みを伴ったりします。
・ひどくなると亀裂および紅斑が見られる事もあります。
☆原因☆
・秋から冬にかけて空気が乾燥するため、特に今の時期は症状が出やすくなっています。
・体のゴシゴシ洗いや頻回な手洗いなどによって皮脂が不足し、バリア機能が低下して
アレルギー反応や感染症を起こしやすくなります。
・加齢に伴って皮脂の分泌量が減少するため、症状が出やすくなります。
☆治療☆
・湿疹の症状を抑える為にステロイドの塗り薬で治療します。
・強い痒みを伴う場合は抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの飲み薬を処方します。
・乾燥を防ぐ為に保湿剤を処方します。
※当院ではお薬の塗り方を丁寧にお伝えしています
診察の流れでお伝えする事もございますが、心配な方はお気軽にお声掛け下さい(^^)
☆日常生活について☆
・加湿器などで適度な湿度を保ちましょう(40~60%が快適な湿度です)
・肌着などは、刺激の少ない綿素材のものを選びましょう。
・体はゴシゴシ洗わずに優しく洗いましょう。
・ボデイクリームや保湿剤をこまめに塗って日頃から乾燥を防ぎましょう。
早めに治療を開始すると悪化を防ぐ事ができます(^^)
少しでも気になる症状がありましたら、ひどくなる前にお早めにご来院ください!
2021/11/08