「いぼ」について②
今回も引き続き「いぼ」についてです。
魚の目との違いやその他のいぼについて取り上げます❢❢
◇いぼと魚の目の違い
・外部からの刺激でできる魚の目とは異なり、「いぼ」は削ると出血しやすい
・医師がダーモスコピーという器具で目視をして、点状出血していたら「いぼ」、していなかったら魚の目
・古い「いぼ」や足底の「いぼ」は、角質が厚くなって区別が難しくなる
● 魚の目
・外部からの慢性的な物理的圧迫によって、足の裏や指の角質が一部分で厚くなり、
皮膚内部に向かって根を張るように固い芯を形成(過角化)したもの
・足底に生じやすい。靴が足に合わないことで生じる場合が多いと言われている
・治療方法:芯を取り除くために専用の器具で角質を削る。原則、1ヶ月に1度の処置
足の裏にできた「いぼ」は魚の目と似ています。
誤った判断で市販薬を用いると、時に悪化することがあります。まずはお気軽にご来院ください❢❢
◇その他のいぼ
● 老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
・加齢によるイボ
・顔や首にできやすく、全身にできる可能性がある
・肌色のものや黒色のもの、平たいものや突起状になっているものなど様々
・治療方法:液体窒素療法が一般的
● 伝染性軟属腫(みずいぼ)
・原因:伝染性軟属腫ウイルス
・7歳以下の子どもに多い感染症
・水っぽい光沢があり、いぼ状のふくらみがある
・子どもがプール等でうつってしまうことが多い
※原因となるウイルスも症状も「いぼ」とは異なる別の病気です。治療法も異なります。
※当院では診察後に「みずいぼの摘除」日を予約して頂きます。
あらかじめ痛み止めのテープを貼った上で来院してもらい、ピンセットのようなものでつまんで取っていきます。
2023/09/20