ニキビはどうしてできるの?
皮膚の常在菌であるアクネ菌やブドウ菌は皮脂を好みます。その為、何らかの原因で皮脂が毛穴に詰まるつと、ニキビの原因であるアクネ菌がどんどん増殖してしまうのです。皮脂が詰まる原因は様々ですが、大きく分けると以下の3つが挙げられます。
1.皮膚の汚れ
化粧品や日焼け止め・シャンプー・リンス・ボディケア用品などの洗い残しが原因
→しっかり洗浄し、汚れを残さないことで解決できます。洗い過ぎると今度は皮脂の過剰分泌が起こってしまいますので、適度な洗顔を心掛けましょう。
2.皮膚のターンオーバーが乱れる
ストレスや寝不足・疲労・ホルモンバランスの乱れなどが原因
→生活習慣を整えて原因を取り除くほか、ピーリングによる正常化を目指すことが出来ます。当院でもピーリング作用のある石鹸を取り扱っております。
3.皮脂の過剰分泌
元々の肌質や環境・ストレスのほか、お肌の洗い過ぎや保湿ケア不足も原因
→最近は冷暖房による乾燥も目立つので、一年を通しお肌の潤いを保つケアが欠かせません。まずは日頃から自分の肌質にあったスキンケアを行うことが大切です。
患者さまの中には、学校やお仕事などの状況で生活環境を見直すことが難しかったり、ニキビそのものがストレスになって症状がループしてしまうケースも見受けられます。また、思春期や月経周期によるホルモンバランスの乱れなど、いくら気を付けていても自分の力ではなかなか改善できない要因があることも事実です。ニキビでお困りの方は、ひとりで悩まず皮膚科へご相談ください。
2015/05/29