もしかして水虫かも?と思ったら…
5月も中旬に入り、そろそろサンダルデビューされている方も多いのではないでしょうか。そこで気になってくるのが足元のケアです。暖かくなってきたこの時期は、高温・多湿を好む水虫=白癬菌が活発化する季節でもあります。指の間のかゆみやジュクジュク、爪の変色や変形、かかとのカサカサや乾燥等に悩んでいる方は白癬菌に感染している可能性も考えられます。
◆白癬とは?
カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。手や体に感染することもありますが、靴を履いてむれることにより白癬菌が活発化しやすい環境を作る為、9割近くは足に感染します。
◆まずは病院で検査を
指のかゆみを感じ、自己判断で市販薬を使用して治ったという方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、水虫でないに別の薬を使うとかえって症状を悪化させてしまうこともあります。「もしかして?」と思ったらまずは皮膚科を受診しそこに白癬菌がいるかどうかを検査することが大切です。検査と聞くと少し時間がかかりそうなイメージですが、皮膚や爪の一部を少し採り顕微鏡で観るだけなので、その場ですぐに結果をお伝え出来ることがほとんどです。
◆治療内容と期間
水虫と分かった時点で、白癬菌を退治する塗り薬か飲み薬が処方されます。症状や感染している部位にもよりますが、完治までには最も多い指間の白癬で約2週間、足の爪では半年ほどかかるといわれています。しかし、正しい治療方法や対処法をとることでこの期間は縮めることができますので、少しでも自覚症状を感じる方はお早めにご来院ください。