アレルギー採血の検査データについて
アレルギー採血の検査データについて説明します。
必要に応じて採血で非特異的IgEや、特異的IgEを測定します。
・非特異的IgE
アレルギー体質の程度が分かります。
・特異的IgE
何に対するアレルギーか、その程度が分かります。
測定値によって0~6段階のクラスで表示もされます。
それによってどの程度気をつければよいのかが分かり、日常生活に役立てることができます。
ただし、測定値が高くてもアレルギー症状が出ない場合、低くても症状が出る場合があります。
数値を目安として知っておくということが大切です。
また年々数値は変化するので、数年間検査していない方は再度検査してみることをお勧めします。
〇特異的IgEの項目と対策について
調べたい項目があれば、選択する方法もありますが、ここでは特にアレルギーが起きやすい重要な項目と、その対策についてお伝えします。
重要な39項目 (viewアレルギー39)
吸入系 その他のアレルゲン
【室内塵】 ヤケヒョウダニ、ハウスダスト
【動物】 ネコ皮屑、イヌ皮屑
【昆虫】 ガ、ゴキブリ
(これらの対策の例)
・掃除機はゆっくりかける
・布団の天日干し、乾燥機使用
・カーペット、ソファを避ける
【空中真菌】 アルテルナリア(ススカビ)
アスペルギルス(コウジカビ)
【真菌、その他】カンジダ、マラセチア
ラテックス
(これらの対策の例)
・エアコンフィルター掃除
・お風呂の換気
・水まわりの洗浄
【樹木】 スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
【草本類】 カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ
(これらの対策の例)
・外出時にマスク、眼鏡、ゴーグル、コート、スカーフ、帽子の着用
・帰宅時は衣服、髪をよくはらってから室内へ
・洗顔、うがい、鼻をかむ
食物系アレルゲン
卵白、オボムコイド、ミルク、小麦、ピーナッツ、大豆、ソバ、ゴマ、米
エビ、カニ、キウイ、リンゴ、バナナ、マグロ、サケ、サバ、牛肉、鶏肉、豚肉
2016/09/20